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2009年 09月03日 木曜日

コンテンツとは何か? 第3回「創作物=コンテンツ?」

 さて、第3回は「創造物であること」について、考えていきたい。

 まず、たびたび例で上げている「文字」「音声」「映像」や、「ニュース」「小説」「映画」「テレビ番組」「歌」「ビデオゲーム」「マンガ」「アニメ」を、創作物ではないと思う人はいないだろう。これらに共通することは、人が作り出した物ということだ。

 創作物という単語を大辞林を調べると、以下のような説明が出てくる。

(1) 創作した芸術作品。
(2) 人の精神的・思想的産物の総称。著作物・発明品・実用新案・意匠・商標など。

大辞林 第二版(goo 調べ)

 まず、(2) について考えてみたい。「著作物」などの「人の精神的・思想的産物」であれば、コンテンツになるのか?ということである。

 これに関しては、ある意味でそう考えて問題ない。ただし、著作物は著作権法、発明品や実用新案は特許法、意匠や商標は意匠法や商標法で守られたものなので、その利用権を持たない者にとっては、使用料を払わなければ活用できないものとなってしまう。

 そこで、(1) について考えたいのだが、「文字」「音声」「映像」や、「ニュース」「小説」「映画」「テレビ番組」「歌」「ビデオゲーム」「マンガ」「アニメ」は、芸術作品には入らないものも多い。しかし、芸術ではないが、作品であることは間違いなく、よって正確には、創作物とは「(1) 創作した作品」と表現するのが適当かと思われる。

 よって、使用料を払って創作物を使うことが出来ない場合は、創作物と言うぐらいだから作り出せば良い。もしくは、第2回で示したように、見つけ出せば良い。

 だが、作り出すにはアイデアもいるし、作成技術も必要になる。また、見つけ出すと言っても、そう簡単に見つけ出せるものではない。簡単であれば、すでに見つけ出しているからだ。

 やはり無理だ。そう考えてしまう人も多いだろう。そこで、もっとも手軽な創作物の作り方を伝授したいと思う。

 まず尋ねたいのだが、あなたが普段見ている風景を、創作物だと言えるだろうか? きっと誰しもが、そんなものが創作物だなんて言わないだろう。単なる街中などの自然の風景でしかないからだから。

 しかし、何気ない風景であっても、その風景を撮影することで、今を伝える貴重な資料となり、ニュースメディアにとって価値のある映像になるかもしれない。すなわち、その映像は創作物であり、コンテンツだと言えるわけだ。

 この例えから、何によって創作物になるか分かるんじゃないだろうか。そう、同じ風景であっても、録音や録画という手段で人の意識を加え、選び出すという創作性を付加することで、創作物になるのである。

 2つ目の条件である「コンテンツは創作物である」というものは、実は1つ目の条件の「情報であること」で説明した、「意識を向ける」の延長線上でしかも言えるのかもしれない。すなわち、身の回りのものに意識を向け、価値を見出し、その価値が他者へ伝わるように総意工夫する。その結果、その創意工夫が自然から創作物を切り出し、また総意工夫に敬意を払って権利を認め、それを著作物などとも言っているわけだ。

 そう考えたとき、あなたの身近にあるものが、容易にコンテンツになる可能性がある。一番簡単な作り方は、例でも示したように写真撮影である。

 近所に桜があれば、春の満開の時期にちょっと撮影し、それを包装紙の絵に使うなんてどうだろう? また、夏の暑い時期にひまわりが咲けば、それも使えるんじゃないだろうか? 冬山へスキーへ行ったついでに冬景色を撮影し、お客様への絵葉書に使ってみるのも良いかもしれない。

 まだ誰の権利にも属さない自然を、あなたが気づき創意工夫したとき、あなたの権利に属して自由に使える創作物となり、コンテンツとして使えるようになるわけだ。まずは、そんな手軽に始められる創作物を、あなたのビジネスに活用してみてはどうだろう?

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