無から有を創造する0と1、バーチャルとリアルをつなぐ0と1、デジタルの0と1
当コラムも、なんだかんだで第5回を数えるようになった。今回のお題は、「記録や伝送できる情報」がコンテンツなのか?というものだ。
では早速、恒例の単語調べである。まずは「記録」について調べてみたい。
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さて、第3回は「創造物であること」について、考えていきたい。
まず、たびたび例で上げている「文字」「音声」「映像」や、「ニュース」「小説」「映画」「テレビ番組」「歌」「ビデオゲーム」「マンガ」「アニメ」を、創作物ではないと思う人はいないだろう。これらに共通することは、人が作り出した物ということだ。
創作物という単語を大辞林を調べると、以下のような説明が出てくる。
(1) 創作した芸術作品。
(2) 人の精神的・思想的産物の総称。著作物・発明品・実用新案・意匠・商標など。大辞林 第二版(goo 調べ)
まず、(2) について考えてみたい。「著作物」などの「人の精神的・思想的産物」であれば、コンテンツになるのか?ということである。
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前回、コンテンツとする条件の1つに、「情報」であることを紹介した。しかし、この「情報」と言う表現も、また漠然とした抽象的なものだ。
そもそも「情報」という単語は、「敵情を報(しら)せる」の意味で、軍事用語 renseignement(仏語)を訳すために当てられた、中国語にはない和製単語だそうだ。ちなみに中国語で情報は「信息」というそうだ。
そんな「情報」という単語が、今では軍事用語の域を出て、さまざまなシーンで使われるようになった。そのせいで、より漠然と抽象的なものになってしまったのかもしれない。
そこで再び、Wikipedia で「情報」について調べてみた。
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あなたはコンテンツとは何かと、考えたことがあるだろうか?
世界的に評価されているコンテンツ産業という言い方をした場合、日本では「マンガ」「アニメ」「ゲーム」が最初に上げられるはず。アメリカの場合は、ハリウッドが生み出す「映画」が、それだろう。
英和辞典で調べると、contents は content の複数形であり、content の意味は「内容」や「中身」という抽象的な表現で記されている。
では内容とは?
Wikipedia で「コンテンツ」を調べると、以下のような説明が出てくる。
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